オシロスコープ

ふつうはあまりないとは思うのですが、オシロスコープを使いたいということ、ありませんか？
調べてみたら、無料でオシロスコープを貸し出してくれるスペースがあるということが分かりました。

オシロスコープとは

オシロスコープという言葉を見ても、ピンとこない方も多いかもしれません。おそらく、中学校の理科あたりで出てきたと思うのですが、音の波形を測定できる機材です。

音叉の音や電子音のように混じりけのない音だと、きれいな波（サインカーブ）を描きますが、楽器の音のように複雑な音になると、波の形が不規則になっていきます。これは、一つの音の中に、たくさんの倍音が含まれているためです。
たとえばピアノで一つの鍵盤を弾いたとき、聞こえる音は一つだけのように感じますが、その聞こえている音を基音といい、実際には基音よりも高い音の倍音が多数含まれています。その倍音構成の違いが、楽器による音の違いを生み出す要因の一つだといわれています。

オシロスコープでは、倍音構成の測定も行うことができます。楽器によって強くなる倍音が異なるので、ピアノとギターで同じ高さの音を弾いても、オシロスコープで観測すると、違った波形が現れることになります。

オシロスコープレンタル

オシロスコープの機材はかなり高価なので、個人で購入するようなものではありません。音響関係の研究をしているならともかく、遊びで購入するようなことはほとんど考えられないと思います。具体的には、安いものでも数万円、高いものだと数百万円もの値段がついています。

自分で楽器を弾くときに気軽に測定できたら面白いなと思うのですが、こんなに高価な機材となると、とても手を出すことができません。

もし利用するなら、レンタルという形になるのかなと思います。しかし、レンタルのものを探してみても数万円～数十万円で期間が1か月というような、専門機関向けと思われるようなものばかりが出てきます。子どもが夏休みの自由研究に使いたいですとか、大人が遊びで使いたいですとか、そういった軽い用途で使える方法はないのでしょうか。実は、そんな方法がありました。

オシロスコープアプリ

昨今のスマートフォンの性能向上は著しいものがあります。そこで、もしかしてスマホのアプリでオシロスコープがあるのではないかと探してみたところ、見つけたのが、
・e-scope 3in1
・Soundbeam
という2つのアプリです。私は2つともiPhoneにダウンロードしています。

最初にダウンロードしたのはe-scope 3in1でした。こちらは、オシロスコープ、FFTアナライザ、信号発生器の3つの機能をもったアプリです。いくつかの測定モードが用意されており、非常に使い勝手の良いアプリです。ただ、波形を画像で保存することはできるのですが、動画で保存ができないようで（できるのかもしれませんが方法が分かりませんでした）、そこは難点でした。
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e-scope 3-in-1 – e-skett Corp.

そんなときに見つけたのがSoundbeamというアプリです。こちらは、15秒間までは測定している結果を動画で保存できるようになっています。英語なのですが使い方もとても簡単です。使い方についてはもう少し使い慣れてから記事にしたいと思います。
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Soundbeam – Horizon Video Technologies