ヴィレッジヴァンガード(VILLAGE VANGUARD)は、私がとても好きなお店の一つです。今回は、ヴィレッジヴァンガードに行ったことのない方向けに、その魅力を語ってみたいと思います。
このお店の魅力はいろいろとあるのですが、メインの本のことで言うと、本の選び方やレイアウトの仕方がとてもうまいです。普通の本屋さんのように整然と棚に本が並んでいるというのではなくて、本棚にしてもコーナーごとに分かれていて斜めに置かれていたりして、なんと言ったらよいのでしょう、コーナーごとにパーソナルな空間が作られている感じがします。
一つ一つのコーナーが何となく区切られていて、大体一人か二人くらいで見てちょうどよいくらいの空間になっていて、ゆっくりそのコーナーを味わうのにとても良いのです。
一応本屋ということになっていて、実際本をメインで扱ってはいるのですが、雑貨もたくさん扱っているのも、このお店の大きな特徴です。本のすぐ近くで、それに関連したDVDがデモで流れていたリ、BGMとして音楽が流れていたりして、そのDVDやCDも販売されています。
また、本とは無関係に時計や鞄、Tシャツなども売っていたリするのですが、商品選びに独特のセンスがあって、とにかく見ていて飽きないのです。
商品選びのセンスがよく、レイアウトはゆっくり内容を味わえるように工夫されており、それから、店内のポップがまた良いと思います。いくらはっきりしたコンセプトで商品が並んでいるといっても、商品だけを見ていたのでは伝わってこない意図というものがあります。それが、店内ポップでしっかりと説明されているので、「なるほど、そういうコンセプトなのか。」ですとか、「え?それはちょっと気になるな」といった気持ちになって、ついつい興味を惹かれてポップのコーナーに足を運んでしまうんですね。
実際に購入できるかは財布との相談になるのですが、私は一度お店に入ると2,3冊は欲しい本が見つかります。とにかく楽しいので、もし入ったことのない方がこの記事を読まれていたら、ぜひ、一度は足を運んでいただければなと思います。
展示会なんかがお好きな方は、きっと楽しめるのではないかと思います。
ちなみに、ヴィレヴァンは福袋があるのですが、何に使ってよいのか分からないものが入っていることがあって、毎年ネットがにぎわいます。こういうのを見ていても、さすがだなあと思うんですよね。こういう振り切れた企画をやっていながら、しっかりお店が成立しているところが本当にすごいと思います。なんだかんだで私以外にも好きな方は多いのでしょうね。