クラウドワークスの評判
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クラウドワークスの評判

インターネットを使った稼ぎ方に、クラウドワークス(Crowd Works)を利用する方法があります。

クラウドワークスとは、お仕事を発注したい人と、受注したい人をインターネットだけで完結するように結び付けてくれるサービスです。

直接面接に出向く必要もなく、簡単なお仕事ならアンケート感覚で、ほとんど審査もなく行えるものも用意されているので、副業初心者の主婦の方や、独立したばかりのフリーランスの方にも使いやすいサービスです。

クラウドワークスの評判を調べると、(当たり前ですが)良かったり悪かったり様々なようです。私自身も登録して使っているのですが、システム自体は悪くないと思うのですが、思ったように稼ぐのは簡単ではないという印象を持っています。

クラウドワークス内のお仕事は大きく分けて、「タスク形式」と「プロジェクト形式またはコンペ」という2種類に分けることができます。

タスク形式は、個別に契約を結ぶ必要がなく、特定の条件を満たせば(なんの条件も設定されていないお仕事もあります)誰でもすぐに行えるお仕事になります。指定されたサービスや商品に関するアンケートや、短い記事の作成に関するお仕事が多いです。

報酬額は安いもので数円、高いもので2,000円ほどになります。ただし、受注者に振り込まれるのは、ここからシステム利用料(後ほど説明します)が引かれた額になります。

難点はシステム利用料です。これは高いのか安いのか難しいところなのですが、2019年2月16日現在、ホームページによれば以下のようになっています。

◆タスク形式の場合
報酬額の20%

◆プロジェクト形式/コンペの場合
10万円以下の部分:報酬額の20%
10万円超20万円以下の部分:報酬額の10%
20万円超の部分:報酬額の5%
※20万円を超えると無料と書かれている記事を見かけましたが、誤りだと思います

タスク形式のお仕事というのはただでさえ一件あたりの報酬額が少ないのですが、そこから一律で20%引かれるので、入ってくるお金はかなり少なくなります。

ほとんどの場合、作業時間とお仕事にかかる時間を考えると、法定の最低賃金に(はるかに)満たないことになるでしょう。

私の経験では、最低賃金の半分くらいになってしまう印象です。

そこで、本格的に稼ぎたいと思ったら、プロジェクト形式、あるいはコンペのお仕事を受注する必要があります。

この2つに共通するのは、他のユーザーとの競い合いになるという点です。タスク形式は早い者勝ちで、最初に仕事をした人が、その仕事を受注することができます(ただし、仕事の内容が条件を満たさない場合には、仕事が非承認になることがあります。私は今のところ、100%承認されていますので、誠実に行えば大丈夫だとは思います)。

しかし、他のユーザーと比べられることになると、受注を得るのは簡単ではありません。数倍~数十倍といった倍率を勝ち残らなければ、仕事を得ることはできないのです。

そして、ここで競う相手は初心者ではなく、プロのフリーランスで、ものすごいスキルをもった人たちになります。

記事を書くお仕事なら、ライターとしてかなりの経験を積んだ人、システム開発系のお仕事なら、プログラミングに精通して資格もたくさん持っているような人、その他、外国語に精通している人など、その分野でトップクラスのスキルを持っている方々と競い合うことになります。

初心者からOKというお仕事もあるのですが、しっかり自己アピールできなければ受注に至ることはないでしょう。

私も今のところプロジェクト形式、コンペのお仕事を受注できたことはなく、策を練っているところです。

ここで、プロジェクト形式とコンペの違いを簡単にご説明します。
プロジェクト形式は、受注してからお仕事が始まります。つまり、自分の能力のアピールと、見積もりの内容によって、他の応募者と競い合うことになります。

一方、コンペは、仕事の結果をもとにして競い合います。例えば、「会社名を考える」や「会社のロゴを考える」というコンペがあり、その完成品(選ばれた後で手直しはあるかもしれませんが)を出した上で、競うことになります。

そのため、応募にあたってかかる労力は、プロジェクト形式よりも大きいと言えるでしょう。そして、「会社名を考える」のようなネーミング系は敷居が低いので倍率は1000倍を超えるほどになることもあり、一方「会社のロゴを考える」のような専門性の高いお仕事の場合、準備に時間がかかりますが、受注できなければかかった労力は無駄になってしまいます。応募にあたるリスクが大きいのです。

クラウドワークスは、インターネットが使えれば時間と場所を選ばずにできるお仕事で、とても良いサービスだと思います。しかし、報酬額の低い手軽なお仕事ほど、システム利用料の負担が大きくなり、しっかり稼ごうと思ったら、プロジェクト形式やコンペの受注が不可欠となります。

そうなると、第一線のプロとの戦いが待っています。

素晴らしいサービスなのですが、稼ぎ方をしっかりと考えないと、思ったように稼ぐのは難しいでしょう。