パソコンのキーボード。大体のものが数千円で購入できると思うのですが、中には2万円を超えるような高級なものもあります。
2017年9月15日に発売を控えているロジクールのKX1000sもそんな一つです。
Microsoftのキーボードで、キーの配列がくねくねとした変わったものがありますが、このロジクールのキーボードはそういった変わったところはありません。ただし、左上には見慣れないダイヤルがついています。
これがこの製品の最大の特徴である、CROWN(クラウン)です。機能は、タッチしたり回転させたりすることで、特定のアプリケーションの動作(拡大、縮小など)を助けてくれます。そういえば、SurfaceにSurfaceダイヤルというアクセサリーが出て話題になりましたが、あれと少し似ているののかなと思います。
そういう機能ならマウスに付ければ良いのではないかとも思うのですが、そうではないようです。ユーザーはクリエイターが想定されているようなのですが、マウスに余計な動きをさせずに他の操作ができるのが重要なのですね。
考えてみれば、絵を描くとき紙を動かすとして、筆を持った手で一旦筆を離して紙を動かすよりは、筆はそのままで反対の手で紙を動かした方が楽です。そんなようなことなのだと思います。
ちなみに、世の中にはいくらでもすごい製品というのがあるもので、キネシス・アドバンテージ2というキーボードは5万円以上という超高級品です。こちらは、上で少し触れたMicrosoftのキーボードと同様、人間工学に基いて湾曲したキー配列となっています。更に、両手のキーは離れて配置されているという、非常に変わったキーボードです。
また、QWERTY配列とDVORAK配列の切り替えが簡単にできるようになっているそうです。QWERTY配列とは、一般的に普及しているキーボードの配置で、アルファベットのキーの中で一番上の列が左からこの順番で並んでいます。
スマホでも、ローマ字入力用のキーボードはそうなっているかと思います。
一方のDVORAK配列は、母音を左手側に集めて左右の入力バランスを整えるなど、合理的にキー配分をしているのが特徴のキー配列だそうです。私は今調べて初めて知りました。
キーが離れている分キーボードを置くスペースも必要になりますし、キーボードを極めた方向けのマニアックな製品だと言えそうです。