6弦上のアリア
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6弦上のアリア

『6弦上のアリア』という本を読んだので、その感想を書きたいと思います。


6弦上のアリア ギターと歩んだ半世紀を語る [ 福田進一 ]

この本の作者は福田進一さんという、日本を代表するギタリストの方です。パリ国際ギターコンクールという世界最高峰のコンクールで優勝されていて、多数のCDをリリース。現在も多くの演奏会に出演されており、日本のクラシックギター界をけん引されていると言ってよいと思います。

とにかくすごい方なので、これまでどんな人生を歩んでこられたのだろうかというのはとても興味を持っていました。

本の内容は、福田さんがこれまでの人生を振り返って、主だった出来事を書いているエッセイのような感じです。ギターも素晴らしいのに、文章を書くのもとてもお上手なんですよね。非常に読みやすい文章です。

特に貴重なのが、留学時代にどんなレッスンを受けていたのかという話や、山下和仁さん、故 稲垣稔さんら、これまた日本を代表する他のギタリストについても書かれている点です。


悪魔のカプリッチョ~カステルヌオーヴォ=テデスコを弾く


ソングス

おそらく、これまでに語られることのなかったエピソードだと思うので、クラシックギターファンにとってはとても嬉しい内容となっています。

後半は福田さんと、ゆかりのある方々との1対1の対談集となっています。
音楽家としての考え方というものが垣間見える内容になっていて、これもとても興味深く読ませていただきました。

クラシックギターファンはもちろん、プロを目指して留学を考えているような方にも参考になるでしょうし、先ほども書きましたが読みやすい文章で、クラシックギターに興味がなくとも楽しく読める本です。

機会があれば、是非お手にとってみてください。

こちらの記事でもお勧めの日本人ギタリストについて書いているので、クラシックギターに興味のある方は是非ご覧ください。

日本人クラシックギタリストの中から最近私が注目している鈴木大介さんと原善伸さんをご紹介します。

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