仕事選び 失敗
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仕事選び 失敗

仕事選びに成功も失敗もあるだろうかと考えますが、あまりにひどい労働環境だったら失敗だったと思うかもしれませんね。ただ、最近は転職も一般的になっていますし、入ってみなければ本当の労働環境は分からないものですから、仮に入った会社をすぐに転職することになったとしても、失敗ではなく次へのステップの一つに過ぎないという風に考えられるのではないかとも思います。

『若者はなぜ「会社選び」に失敗するのか』という書籍があります。私がこの本に出会ったのは大学3年生のときでした。大学図書館の就活コーナーに置いてある本の一つでした。当時、就職活動をするかしないか迷っていた私は、就活は始めないまでもそれに関する知識は持っていた損はないだろうと思って就活コーナーの本を読み漁っていました。

若者はなぜ「会社選び」に失敗するのか

色々な本があったのですが、中でも一番印象に残っているのがこの本でした。

何が面白いかというと、残業であるとか、給料の話であるとか、はたまた早期退職が推奨される会社があるであるとか、都合の良い話しかでてこない就職情報サイトの情報や会社説明会の話にはない赤裸々な話が、会社名を実名で出して書かれているというところです。

会社との利害関係のない立場だからこそ書けたという内容、これは本当に貴重だと思います。

もう10年も前に出版された本なので現状と合わない情報もあるかもしれませんが、この本を読むと、「自分が会社選びで何を重視したいのか」ということを考えるきっかけになると思います。それをしっかり持っていれば、たとえ入社してみてイメージと違う部分があったとしても、仕事選びに失敗したということにならないのではないかと思います。

この本は就活をして会社に就職するという若者を主な読者として考えていると思いますが、転職や独立を考えている方でも、今の会社で定年まで働こうと考えている方でも、読んでおいて損がない内容だと思います。有名企業の社風が持つ背景を知ること。これは、自分の会社を客観的に見る物差しになると思います。

これから働く人、すでに働いている人、そのどちらの方にも読む価値のある本ではないかと思います。機会があったら是非、ご覧になってみてください。

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