NHKの朝の連ドラひよっこ。本日ついに最終回を迎えました。ネタバレというほどのことを書くつもりはありませんが内容にも触れますので、「これから見るから内容は知りたくない」という方は見終わってから再度ご訪問していただけると幸いです。
なんとですね、ご存知かもしれないのですが私は今調べて驚いたのですが、NHKがYouTubeで1週間分の話を5分間にまとめた動画をアップしているんですね。
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連続テレビ小説「ひよっこ」 – YouTube
NHKってあまりそういうことをしているイメージがなかったので意外でした。こちらをご覧になると、短時間で話がつかめるのではないかと思います。
ひよっこ あらすじ
まずは、ご存知ない方のために拙いですが簡単にあらすじを書きたいと思います。
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このドラマの主人公、谷田部みね子(有村架純)は茨城に住む三人兄弟の一番上の女の子です。父親の実(みのる)(沢村一樹)は家族のために出稼ぎをしていたのですが失踪し、みね子は高校卒業のタイミングで集団就職で東京の地へと行くことになります。
東京へ行ってからみね子は工場で働くことになります。そこで、のちのちまで付き合いの続く大切な仲間と出会います。しかし、働いていた工場が閉鎖してしまうことになり、みね子は縁あって洋食屋の「すずふり亭」で働くことになります。
すずふり亭は、失踪して父親が訪れたことがあったことが分かっていて、みね子の家族にとっては大きな意味を持つ場所です。
この辺りから物語は大きく動いていきます。
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詳しくはやはり、実際にご覧になっていただきたいと思うのでこれくらいにしておきます。つまるところ、会社を興したり学校を設立したり、はたまたアイドルとしてデビューしたりというような壮大な話ではなくて、もっと身近な感じなんですよね。
ひよっこ 主題歌
主題歌は桑田佳祐さんの楽曲「若い広場」(アルバム「がらくた」に入っています)でしたが、これがまた良かったです。ちょっと懐かしい感じの響きがドラマの雰囲気によく合っていたと思います。
がらくた (通常盤)
そして、曲も良かったですが、あの映像が私は大好きでした。家庭にある電化製品や食器などを使って、見事にミニチュアの人形用の街並みを作っていたんですよね。あの演出はすごいと思います。何度見ても感心してしまいました。
ひよっこ ヒデ
ヒデは磯村勇斗さん演じる若手のコックです。いつもひたむきで、ドラマを見られている方の中で支持する人は多そうです。本当に素敵な人柄で、現実に近くにいたら、男性からも女性からも好かれる存在になると思います。
ひよっこ 感想
視聴率は最初19%台からスタートして、途中18%台に落ち込みつつも、最後に向かってゆるやかに回復していって終盤以降は20%以上をキープするという感じで推移していったようです。これは、感覚的に、そうだろうなあと思うところです。
最初は主演が有村架純さんだというキャストへの期待感もあって見ていた方が、今一つ起伏の少ないストーリーでしばらく見続けたあとに一回離れてしまって、しかし中盤以降は色々と話が展開してきてまた面白くなってきて見る人が増えていったという感じなのかなあと想像します。
他の方の感想でも見かけたのですが、このドラマは本当に悪い人が全然出てこなくて、心がとても温まります。それゆえ、最初は何の展開もなくていまいち盛り上がりに欠けるなあと思っていたのですが、中盤くらいからは働いている工場が潰れたり恋愛をしたりと話が展開してきて面白くなりました。
「なんだこいつ。許せない!」というように感じることもなく、肩の力を抜いたままで見られるドラマだったのですが、それでも最後にはほっこりとした満足感を得ることができました。
朝の連ドラでは、主人公が努力して努力して、でも挫折して、それでも普段の努力をすることで成功をおさめていくような話が多かったと思います。それはそれでワクワクドキドキするところがあって面白いのですが、ひよっこはそこまで大きく感情が揺さぶられることはないのですが、それでもじわっと心に染み入る味わいがあるといいますか、めずらしいドラマだったなと思います。
「三丁目の夕日」という映画がありますが、あの感じにも似ているかなあと思います。(時代が近いということもあると思いますが)
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最終回では登場人物それぞれに色々と今後の人生が楽しくなっていきそうな出来事があったので、続編として後日談のようなものは作りやすいのかなと思います。期待している方も多いと思いますし、ぜひ、やってほしいなと思います。