スペインの歴史の本
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スペインの歴史の本

スペインの歴史の本を読んで、なかなか良かったのでご紹介します。


スペインの歴史を知るための50章 (エリア・スタディーズ)

あくまで歴史の本なので、一気に読み通そうとすると、歴史に興味がないと途中で飽きてしまう可能性はあります。

かくいう私も、歴史は一二を争うほどの苦手科目で、正直あまり好きではありません。

そんなわけで、読み終えるのに1ヶ月以上もかかってしまいました。

ただ、50章とある通り、中身は細かく分かれていますから、無理に通して読もうとせずに、1章ずつ気が向いたときに読むのがお勧めです。

2016年出版なので、現在のスペインにつながるような最近の情報まで含まれています。

そして、各章読みやすく書かれてはいますので、スペインの歴史を勉強する足掛かりとして読む入門書として非常に優れていると思います。

コラムで歴史的な土地の解説がされていることもあり、スペイン旅行前にスペインの勉強をしたいという方にも、とても向いていると思います。

それから、非常に限られた時期の歴史になってしまうのですが、こちらの書籍がとても面白かったです。


ギター前史ビウエラ七人衆 スペイン宮廷楽士物語 [ にしかわかずこ ]

物語風で(と言っても物語ではないのですが)、非常に読みやすかったです。ビウエラという古楽器の作曲家にスポットを当てた書籍なのですが、その時代の王や教皇の話も詳しくでてきます。

私は、こちらの書籍を読んでから、先にご紹介した方の書籍を読んだのですが、ビウエラの時代の王が登場したときには、「あの人だ!」と分かって読みやすくなりました。

歴史を概観したい方には内容が偏りすぎていてお勧めできませんが、ビウエラが使われた時代というのはスペイン帝国が栄えた時代でもあるので、この時期のスペインについて詳しく知りたいという方にはお勧めです。

そして、もちろん、楽器に興味のある方、ビウエラ自体はもとより、ギターやリュートなど近しい楽器を演奏されるような方にも面白い書籍だと思います。

そんなわけで、今回は最近読んだスペインの歴史に関する書籍2冊をご紹介しました。

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