絶対音程感
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絶対音程感


昔ピアノをやっていたこともあって、音楽理論には興味を持っています。

ちょっと理論とは違うのかもしれませんが、音楽の専門的な話になってよく出てくるのが、「絶対音感」の話です。

絶対音感とは

人によって定義はまちまちだと思いますが、簡単に言うと、音を聞くと、聴いただけでその音がドレミの何に相当するかが分かってしまう能力のことです。

幼少期の音楽教育によって作られると言われていて、この能力が鋭敏な方は、日常生活のあらゆる音がドレミで聞こえてしまうといいます。例えば、食器を机の上に置く音や、おそらく私が今この記事を書くために打っているキーボードのタイプ音すらそのように聞こえるのでしょう。

この能力が直接音楽の演奏能力と関係するのかどうかは分かりませんが、音楽を聴いただけで演奏できてしまったりと、あると利点が多い用です。

私はといいますと、絶対音感があると言えるほどには能力がありません。ピアノの音を聴いて、そのドレミを当てることくらいはできますが、半音ずれて答えてしまうこともありますし、食器を置く音やタイプ音などがドレミで聞こえてしまうこともありません。

絶対音感がなくても優れた音楽家はいる

音楽家ならみんな絶対音感を持っているというわけではなく、優れた音楽家の中にも絶対音感を持っていない方はたくさんいます。

そういった方が身に着けているであろう能力が、本記事のタイトルにした「絶対音程感」という能力です。

この能力があると、絶対音感がなくても、例えばアカペラで一曲歌うとき、最初の一音さえ教えてもらえれば、あとは最後まで歌いきることができます。2音目からは、絶対的な高さではなく、1つ前の音との音程差で音の高さを知ることができるためです。

この概念は、友寄隆哉さんという方が提唱しているものです。

絶対音程感のトレーニング

友寄隆哉さんの著書で、「大人のための音感トレーニング本 絶対音程感への第一歩!編」という書籍を購入しました。

大人のための音感トレーニング本 「絶対音程感」への第一歩! 編 (CD付き)

購入したのは一年ほど前で、そのときにパラパラと読んではいるのですが、今一つ身につきませんでした。

今、新たにしっかりとやり直そうと思って、最初から読み直しています。

読み直すにあたって前書きから読んだのですが、そこに、非常に重要なことが書かれていました。それは、

譜面を見ながら、何度も歌うことができたなら、今度はCDにも譜面にも頼らず、ひとりで、歌って見ましょう。最後まで歌って、ちゃんと階名やメロディを記憶しているかどうか確認しましょう。忘れていても、すぐに答えを見てはいけません。何とか適当にでも最後まで思い出して歌ってみましょう。

という部分です。

こういった教本のたぐい、上手く実践して身につけるのは中々難しいですよね。その最大の原因が、こういった一番基本的なポイント、簡単すぎるがゆえについつい読み流してしまいそうなところを疎かにしているからなのだと気がつきました。

前回読んだときも、それぞれの課題を歌ったりはしていたものの、指示された全パターンを、しかも本を閉じて思い出しながら歌ったか?と聞かれると、そこまではしていませんでした。

今回は、焦らず着実に、自分をごまかさずに進めていきたいと思います。

読み終わった頃には今よりも耳コピがずっと早くなっていたり、楽譜の初見能力がずっと高くなっていたりするはずだ!と、未来の自分をイメージしながら楽しく進めていきます。