ハレルヤ 立つ
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ハレルヤ 立つ

毎年この時期になると見かけるようになるのが、ヘンデル作曲のメサイアの演奏会です。今日も電車のホームにポスターが貼ってあるのを見つけました。

メサイアというのは数十曲というたくさんの曲が合わさった作品で、その中で特に有名なのが、「ハレルヤコーラス」です。

どの程度有名な話なのか分かりませんが、この曲の演奏になると観客は立つというのが日本の風習になっています。

私がはじめて芸大オーケストラメサイアを見に行ったのが(その後行けていませんが)、15年ほど前の話です。当時高校生だった私は、学校の合唱でハレルヤの指揮をやっていました。そこで、音楽の先生が生の演奏を聴かせようと連れて行ってくれたのです。

ハレルヤでは立ち上がるのだということは先生から聞いていましたが、私を含めて一緒に行った生徒たちは、正直困惑していたと思います。演奏の途中で、その曲の部分だけ観客が立ち上がるなどということが、本当にあるのか?と。

果たしてその結果は・・・

実際にオラトリオが始まり、ハレルヤコーラスの前の曲が終わったとき、立ち上がる人もいれば、立ち上がらない人もいました。私は立ち上がれませんでした。先生はもちろん堂々と立ち上がっていました。

全員が全員立ち上がるということはなくて、座ったままの人の方が多いくらいだったと思います。

もし、ハレルヤを聴きにいく機会があって、立ち上がらなければならないのかどうか悩むようなことがあったら、立ち上がらなくても全然問題はないと思います。

そして、あたかも世界の常識のようなイメージのあるこの慣習、実は日本だけなのだというのが過去の朝日新聞の記事に載っていたそうです。

それは、こちらのブログの記事で知りました。

終わりよければ: do-bokushiのブログ

この記事で伝えたかったことは一つだけ。「ハレルヤのコンサートにはお気軽に」ということです。