最近CDを聴いている日本人ギタリストの方が二人いらっしゃるので、今日はそれを紹介したいと思います。
鈴木大介
一人目は鈴木大介さんです。この方を知ったのは、昔テレビでパイプオルガンと共演しているのを見たときでした。日本を代表するギタリストの一人です。
クラシックギターのオリジナル曲だけでなく、JAZZや映画音楽といった様々なジャンルの音楽をギターで演奏されていて、作曲までされているという多彩な才能をお持ちの方です。
以前はそんなに注目していなかったのですが、今になってCDをまとめて聴いていくと、いかにすごいギタリストなのかというのが分かってきました。
歌いまわしは独特で、他のギタリストには見られないような大胆な表現が見られるのですが、どれも説得力があります。おそらく、他の人が真似をしようとしても上手くできないのではないかと思います。
自分で考え抜いて到達した境地を表現されていて、表面だけなぞって再現できるものではないのだろうと、そんな感じがします。
原善伸
そしてもう一人、こちらはクラシックギターにかなり詳しい方でないと名前を聞いたことがないのではないかと思うのですが大御所の方で、原善伸さんです。
この方はどんな曲でも弾くという感じではなくて、長年のキャリアの中で少しずつレパートリーを増やしてきたのではないかと思います。
その演奏は、清潔感やすがすがしさを感じさせるものです。余計な表現は排したシンプルな表現。だからこそ演奏者の技量が全て見えてしまうわけで、本当に、一切の誤魔化しのない真っすぐな音楽だと感じます。
原善伸 鈴木大介 共演
この二人、洗足学園音楽大学で共に教授活動をされているためか、共演もされています。
その他の日本人ギタリスト
日本人ギタリストの有名どころというと他に、大御所としては荘村清志さん、福田進一さん、ギター界以外からも評価される天才、山下和仁さん、中堅どころで村治佳織さん、木村大さん、大萩康司さんなどが挙げられると思います。
他の方についても機会があればご紹介したいと思います。