展覧会の絵
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展覧会の絵

私の大好きな曲の一つに、展覧会の絵をいう組曲があります。作曲者はペトローヴィチ・ムソルグスキー。Yahoo知恵袋で質問が多く出ているところを見ると、学校の課題で感想を書かされたという方もいらっしゃるかもしれませんね。私も過去に習ったことがあったろうかと取ってある音楽の教科書を見返してみたのですが、掲載されていませんでした。

少しマニアックになりますが、今回は展覧会の絵について語ってみたいと思います。

展覧会の絵 ラヴェル

この曲で有名なのはモーリス・ラヴェルによるオーケストラ編曲版だと思います。我が家に1枚、曲が入ったCDがあるのですが、それはラヴェル作曲の『ボレロ』と共におさめられていて、ラヴェル編でした。

展覧会の絵 楽譜

ムソルグスキーは亡くなってから140年ほどが経過していて、楽譜はIMSLPというサイトを利用すると無料で入手することが可能です。ただ、スキャンした楽譜であまり見やすくはないので、可能ならば購入するのが良いと思います。日本の出版社から出ている楽譜は解説が充実しているので、音楽をある程度専門的に勉強している人には面白いと思います。

私は全音出版社から出ている楽譜を持っています。これの良いところは、原曲のピアノの楽譜も一緒に載っているところです。オーケストラ版でカットされている曲については残念ながらピアノ譜も載っていませんが、1冊で2冊分くらいの価値のある楽譜だと思います。


ムソルグスキー/組曲「展覧会の絵」 (オイレンブルク・スコア) [ モデスト・ムソルグスキー ]

展覧会の絵 プロムナード

この曲は組曲なので、実際には10曲以上の曲で構成されています。一番印象的なのは、やはり冒頭の「プロムナード」だと思います。この曲に関しては家にあるピアノ名曲集のような楽譜に掲載されていて、ピアノ版も親しまれているかもしれません。もっとも、私は最初ピアノ版の楽譜を見たときは、オーケストラの曲をピアノ版にアレンジしたのだと勘違いしていました。あまりにもオーケストラ版が有名なので、そういう人は多いかもしれませんね。

話をプロムナードに戻しますが、この曲はメロディが印象的です。ラヴェルがトランペットを使ったのも大きいと思います。ピアノ版しか聞いたことがなかったら、正直ここまで心に残ってはいなかったのではないかと思います。このメロディで、トランペットだからこその魅力があります。

展覧会の絵 ギター

これはギターが好きな方以外にはあまり知られていないかもしれませんが、展覧会の絵をクラシックギターの独奏で弾いている方がいます。

GG585 ムソルグスキー ギターのための「展覧会の絵」 山下和仁エディション Vol.1 (YAMASHITA EDITION Vol. 1)

それが山下和仁さんというギタリストで、その楽譜は絶版となっていましたが最近になって新しく版が作り直されて販売されています。原曲のピアノ版よりは、ラヴェルのオーケストラ版を参考にして編曲されているのではないかと思います。

最近では山下さん以外にも展覧会の絵を演奏するギタリストが出てきています。さすがにオーケストラほどの迫力というのは出ませんが、多彩な音色が出せるというギターの特性がよくあらわれていて、ギター版も悪くないと思います。

オーケストラ版しか聴いたことがないという方は、ぜひ、ピアノ版やギター版も聴いてみていただきたいなと思います。

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