PDFファイルをWordファイルに貼り付けたい場合、そのまま貼り付けることはできないので、ファイルの形式を画像に変換する必要があります。
画質をできるだけ保ちたい場合、インターネット上に変換ツールがあるので、適当なものを利用して変換します。例えば、「pdf jpg」で検索すると、いくつかサイトが出てくると思います。
もっと簡単な方法は、Windowsであれば、「Snipping Tool」を使う方法です。こちらは、自分で選択した範囲の画面キャプチャーが取れるツールです。キャプチャーに加えてトリミングもできるイメージです。
ツールの呼び出し方ですが、画面最下部の「ここに入力して検索」のところに、「snipping tool」と入れれば出てきます。
「新規作成」をクリックして、キャプチャーを取りたい範囲の角でクリックし、そのまま対角線の角までカーソルを動かします。
すると、四角形の範囲で画像を取得することができます。
後は、「切り取り領域の保存」から保存することができます。ファイルの形式は、「PNG」「GIF」「JPG」「MHT」から選ぶことができます。一般的にはファイルサイズを小さくしやすい「JPG」を選べばよいと思いますが、文字がぼやけるなどの問題が発生する場合、「PNG」「GIF」の利用も検討します。
なお、「画面キャプチャー」というのは、厳密にはPDFをそのまま画像形式に変換するのとは違います。そのときに画面に表示されているものを「そのままの画質で」保存するので、例えば縮小表示されて細かいところが良く見えないPDFファイルをキャプチャーするとします。すると、キャプチャーしてできる画像も細かいところが見えず、それは拡大しても一緒です。
そのため、画面に表示されている状態で、十分な画質がある必要があります（当然、ディスプレイの解像度が低いと、その解像度に見合った画像しか取得できません）。
「Snipping Tool」は非常に便利なツールです。「遅延」など便利な機能があるので、それは別の機会にご紹介したいと思います。